これは2024年にまとめたmacOSツールのリストだ。当時はどれも実際に使っていて、同ジャンルの中では一番手に馴染むと感じていた。ここでは用途別に、僕個人の選択として整理していく。機能と料金は現時点の公式説明が基準であり、今も全部を使い続けているという約束ではない。
画像はアプリアイコンで、新バージョンのUIスクリーンショットではない。無料・試用・有料の区分は今回確認した公式説明にもとづくもので、実際の購入時は現行バージョンや販売チャネル、プランによって変わる。
基本ツール

Raycast:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Raycast · 基本機能は無料、有料プランあり · 公式サイト
ホットキーでランチャーを開き、アプリやファイル、コマンドを検索し、拡張機能から他のツールにもつなげられる。拡張機能リポジトリには多数のプラグインがあり、自分の使い方に合わせて設定できる。ランチャーの無料コア機能と、ProやAIなどの有料サービスは別物なので、Raycast全体が無料とは言えない。

Mos:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Mos · 無料・オープンソース · プロジェクト
主にマウスのスムーズスクロールと方向を調整するためのもの。水平・垂直のスクロール方向、速度、加速度を好みに合わせて変えられ、ショートカットでスクロール動作を制御することもできる。改善するのはホイール操作であり、トラックパッドのジェスチャーを全部置き換えるものではない。

SoundSource:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
SoundSource · 有料、試用あり · 公式サイト
メニューバーから入出力デバイス、システム音量、アプリごとの音量を管理できる。特定のアプリがうるさいときに個別に下げたり、アプリごとに出力デバイスを選んだり、イコライザーなどの音響効果をかけたりもできる。インストール前に、現行macOSとハードウェアの対応範囲を確認しよう。「Mac対応」を「すべてのOSバージョンで動く」と受け取ってはいけない。

赤友 NTFS 助手:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
赤友 NTFS 助手 · 有料、試用あり · 公式サイト
macOSは通常NTFSディスクを読めるが、標準では完全な書き込み機能がない。こうしたドライバが補うのはNTFSの読み書きで、WindowsとHDDやUSBメモリの中身をやり取りするために使う。現行のOSバージョン、チップ構成、ディスクの状態は個別に確認が必要で、どのバージョン・どのディスクでも無条件に使える保証はない。

Keka:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Keka · 公式サイトから無料でダウンロード可、App Storeには有料の支援チャネルあり · 公式サイト
ファイルをドラッグ&ドロップするだけで圧縮・解凍でき、圧縮レベルや暗号化、分割などのオプションに対応する。ZIPや7zなどは作成でき、RARは解凍に対応。「RAR対応」を、RARも作成できると書き誤ってはいけない。対応する圧縮形式と解凍形式は別々に確認する必要がある。

CleanShot X:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
CleanShot X · 有料 · 公式サイト
全画面・範囲・スクロールのスクリーンショット、画面収録、注釈、クラウド共有が一つのツールにまとまっていて、自分でショートカットも設定できる。クラウド容量やリンク、アップデートの権利はプランによって異なり、すべての機能が無制限に含まれるわけではない。昔のリストにあった試用の印は、今も必ず無料試用があるという保証にはならない。
システム強化

AutoCode:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
AutoCode · 現在のストアページでは無料表記 · App Store
デバイス間でのSMS認証コードの扱いを助けるツール。すべての認証方式に対応するわけではなく、メールの確認リンク、サードパーティの認証アプリ、SMS認証コードを同じ機能とみなすことはできない。対応する取得元やシステム条件、権限は現行のアプリ説明で確認を。認証コード系ツールはプライバシー権限も先にチェックしておきたい。

Bartender:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Bartender · 有料、試用あり · 公式サイト
メニューバーのアイコンを整理し、使わない項目を隠し、表示順を並べ替え、ショートカットで呼び戻せる。管理するのはメニューバーの項目であり、macOSの通知センターではない。システム通知の優先度を管理するツールと考えるのは間違い。

AltTab:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
AltTab · 無料・オープンソース · 公式サイト
WindowsのAlt-Tabに近いウィンドウ切り替えをMacに持ち込むツール。ウィンドウのサムネイルプレビューを見てから目的のウィンドウへ移動できる。ショートカットや絞り込み範囲、切り替え方法は調整可能で、ウィンドウをたくさん開く作業スタイルに向いている。

Maccy:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Maccy · オープンソース、ダウンロード元によって課金方式が異なる · 公式サイト
クリップボードの履歴を記録し、以前コピーした内容を検索して素早く貼り付けられる。履歴の容量やショートカット、除外範囲も調整できる。パスワードやトークン、機密テキストはクリップボード履歴に長く残すべきではないので、除外設定をするか早めに消しておこう。ウェブサイト版とApp Store版の価格も同じ結論でまとめてはいけない。

PopClip:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
PopClip · 有料、試用あり · 公式サイト
テキストを選択すると操作バーが現れ、コピーや検索、翻訳、拡張機能によるその他の操作ができる。出るきっかけはテキストの選択であり、「コピーした後に出る」わけではない。昔のリストでは無料と書いていたが、ここで訂正しておく。

AppCleaner:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
AppCleaner · 無料 · 公式サイト
アプリをドラッグして入れ、見つかった関連ファイルを確認してから、どれを削除するか決める。プレビューの一覧を見ることが、やみくもに消すより大事。残留ファイルをすべて見つけられる保証はないし、削除プレビューを独立したバックアップと考えるのもよくない。大事なデータは別にバックアップしておこう。

Tiles:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Tiles · 無料 · 公式サイト
ウィンドウをドラッグするかショートカットで、あらかじめ決めた位置とサイズに配置する。解決するのはウィンドウの素早い整列であり、すべてのアプリの状態を保存・復元するものではない。追加のツールが要るかどうかは、自分のウィンドウの使い方次第。

Stats:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Stats · 無料・オープンソース · プロジェクト
メニューバーからCPUやメモリ、ディスク、ネットワークなどの指標を確認でき、温度やファンといったハードウェアのデータも見られる。どのセンサーを読めるかは機種やシステム、権限によって変わる。これらの指標は負荷を観察するためのもので、入れただけで性能が自動で最適化されたり、ハードウェアの問題を全部診断できたりするわけではない。
閲覧・娯楽

Chrome:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Chrome · 無料 · 公式サイト
クロスプラットフォームのブラウザで、拡張機能やテーマ、ブックマーク、安全なブラウジングなどの機能がある。ログインして同期設定を有効にすれば、選んだデータをデバイス間で同期できる。拡張機能自体にも権限とセキュリティの境界があるので、拡張機能ストアから来たというだけで、どのウェブページの内容を読めるのかを見落としてはいけない。

IINA:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
IINA · 無料・オープンソース · 公式サイト
macOSの動画プレイヤーで、多くの一般的なメディア形式や字幕、ピクチャ・イン・ピクチャ、再生パラメータの調整に対応し、一部のストリーミング入力も扱える。なめらかに再生できるかはファイルのコーデックやハードウェア、デコード条件次第で、どんな大きなファイルでも必ずなめらかとは約束できない。

Downie 4:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Downie 4 · 有料、試用あり · 公式サイト
対応する動画サイトからメディアを保存でき、バッチ処理や関連する出力オプションにも対応する。サイトの対応状況は変わるし、ダウンロードできることと、転載や配布の許諾を得たことは同じではない。自分に保存する権利がある内容だけを扱おう。

Permute 3:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Permute 3 · 有料、試用あり · 公式サイト
メディア形式の変換とバッチ処理に使うツールで、トリミングや回転、サイズ変更といった簡単な操作もできる。具体的な入力・出力形式は現行バージョンで確認を。本格的な動画編集ソフトと考えるのはやめよう。

HandBrake:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
HandBrake · 無料・オープンソース · 公式サイト
動画のトランスコードや圧縮、パラメータ調整に使い、プリセットに対応しつつ、エンコーダーや品質、その他のオプションを手動で細かく制御できる。出力コンテナはMP4、MKV、WebMで、AVIを出力形式に数えてはいけない。読み込める入力と生成できる出力は別の話。
読む・書く

Typora:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
Typora · 有料、試用あり · 公式サイト
Markdownエディタで、書いているそばからレイアウト結果がそのまま表示され、見出しやリスト、コード、表、テーマに対応する。macOS、Windows、Linux版があり、デバイス間の同期はファイルを置いている同期サービスが担う。Typoraを入れただけで文書が自動同期されるわけではない。

UPDF:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
UPDF · 有料、試用に制限あり · 公式サイト
PDFの編集や注釈、ページ管理、変換、保護に使うツールで、OCRやAIなどの機能と利用枠はバージョンやライセンスごとに個別に確認が必要。基本の購入にすべての追加サービスが含まれると決めつけてはいけない。

図圧:アプリアイコン(新バージョンのUIスクリーンショットではない)
図圧 · 元のリストにあった過去のツールとして掲載 · 元プロジェクトサイト
元のリストでは、無料のローカル画像圧縮ソフトで、目標ファイルサイズを指定して圧縮する機能があり、アップロード制限に引っかかったときに便利とされていた。今回は元プロジェクトサイトにアクセスできなかったため、現在のメンテナンス状況やダウンロードの可否、対応OSの範囲は確認できていない。過去の紹介を、今もサービスが使える保証とはしない。
圧縮後は画面や文字を必ず確認しよう。どんな画像でも大きく小さくなって、しかも見た目の劣化がまったくない、とは約束できない。